矯正治療は、幼児から年配者まで、幅広く受けて頂くことが可能です。
実際に、当院で治療を受けられた方の最年少は3歳、最年長は70歳と、幅広い年齢の患者さんが歯並びを改善しております。
そこで、ここでは、特に幼児と年配者の矯正治療について、詳しく説明させて頂きます。
幼児の矯正
一般的には、矯正治療の適応時期は6歳くらいだと言われています。
しかし、近年では、3~5歳くらいでも、噛み合わせが良くないお子さんがとても多くなってきております。
そのため、当院では以前より歯に装置を装着して盛り上げる「レジンアップ法」と、歯に透明な装置を装着する「クリアアジャスター法」の二つを組み合わせる独自の治療方法によって、3~5才児向けの矯正治療に取り組んで参りました。
この方法は、幼児への負担が少ない治療方法で、実際にいくつもの良い結果が出ております。
3~5歳のお子さんをお持ちの方で、下記のチェック項目に当てはまる方は、一度ご相談にいらしてください。
チェック項目
- 将来、噛み合わせが悪くならないか不安だ。
- 食事中、噛むのがとても遅い。
- 発音しにくそうだ。
- 姿勢が悪い。
- 歯ぎしりがある。
- 指しゃぶりの癖がある。
- 爪を噛む癖がある。
- 受け口、もしくは出っ歯である。
- 顎の歪みがある。
- 永久歯が生えてくるのが遅い。
治療の考え方
お子さんは、歯医者を嫌いになってしまうと、通うことを拒否し治療にも影響してきます。
そのため、当院では、まず安心してもらうことを第一に心掛け、確実にお子さんとの信頼関係を築いていくようにしております。
なお、幼児の矯正治療を実施するにあたって、歯を抜いたり削ったりすることはありません。
通常の矯正(ワイヤーで引っ張る)もおこないませんので、ご安心ください。
年配者(60歳以上の方)の矯正
歯並びを治し、正しい噛み合わせにすることは、歯を長く保つためにとても重要なことです。
一般的には、ワイヤーで歯を移動させると、ぐらぐらしている歯をより悪化させてしまうと言われていますが、当院では、幼児向けと同じく「レジンアップ法」と「クリアアジャスター法」によって、年配者向けの矯正治療をおこなっております。
歯が既にぐらぐらしている場合でも、噛み合わせの負担を軽減することで、症状を緩和することができます。
60歳以上の方で、下記のチェックの項目に当てはまる方は、一度ご相談にいらしてください。
チェック項目
- ぐらぐらしている歯を、できるだけ長く残したい。
- 入れ歯がガタつく。
- 食べ物を噛みにくい。噛み切れない。
- 噛むのが遅い。
- 発音しにくい。
- 腰が悪い。ギックリ腰の経験がある。
- 歯ぎしりをしたり、歯を食いしばる癖がある。
- 口を開けるとき、顎で音がなる。または痛い。
- 受け口、もしくは出っ歯である。
- 顎の歪みがある。
- 歯の隙間が大きい。
治療の考え方
既に別の歯科医院で、矯正以外の治療を受けていらっしゃる方もおられるかと思います。
その場合は、かかりつけの先生と連絡を取り、矯正治療を実施するにあたって連携を取っていきますのでご安心ください。